ヒンデンブルグ・オーメン
- 英語
- Hindenburg Omen
- 同意語
- ヒンデンブルグの予兆
- 関連語
- マクレラン・オシレーター
盲目の物理数学者であるジム・ミーカ(Jim Miekka)が導き出したと言われている米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナルのことで、1937年5月6日に米国のニュージャージー州レイクハースト海軍飛行場で発生したドイツの飛行船「ヒンデンブルク号」の爆発・炎上事故に由来する(オーメンは「良くないことが起こる前兆」という意味)。
ロイターによると、「ヒンデンブルグ・オーメン確認後、77%の確率で株価が 5%以上下落し、パニック的な売りになる可能性は41%、重大なクラッシュとなる可能性は24%」となっているが、テクニカル分析に付き物の例外規定が多く、各テクニカル・アナリストに固有の条件が幾つも付与され、条件の修正もしばしば起きるため、信憑性には疑問符が付くこともある。
ヒンデンブルグ・オーメンの発生条件
- ニューヨーク証券取引所(NYSE)での52週高値更新銘柄と52週安値更新銘柄の数が共にその日の値上がり・値下がり銘柄合計数の2.8%以上
- NYSEインデックス(NYSE総合指数)の値が50営業日前を上回る
- 短期的な株価の方向性を示すマクレラン・オシレーターがマイナス
- 52週高値更新銘柄数が52週安値更新銘柄数の2倍を超えない
上記4条件が同日に発生が条件とされ、一度発生すれば向こう30営業日は有効だが、マクラレン・オシレーターがプラスとなれば無効となる。
発生条件には諸説があり。