立会外分売
- 英語
- off-floor distributions
取引所での立会時間外に行われる現物株取引の一種で、まとまった売り注文を処理するための制度のこと。
立会終了後に株数等の分売要領を公示し、他の証券会社からも注文を集め、翌日の前場寄り付き前に立会外での市場取引として、固定値段または競争入札によって処理される。
主に、新規株主を増やすことを目的として、上場会社が、大株主である銀行や経営者などの持ち株を、不特定多数の投資家に小口に分けて、売却する際に用いられ、大量の売り注文を委託する売り方にとっては、株価の値崩れを避けながら換金でき、投資家にとっては、一般的に前日終値よりもディスカウントされた割安な価格で申し込め、買付手数料が不要である等のメリットがある。