MM理論
- 英語
- Modigliani-Miller theorem
- 同意語
- モジリアーニ・ミラー命題
モジリアーニ(Franco Modigliani)とミラー(Merton Miller)によって提唱された財務理論で、完全資本市場(情報取得コストや法人税がともになく、商品の流動性が十分にある市場)で、且つ設備投資がすでに決定されているとの仮定の下では、企業価値は資本構成や配当政策により変化しないという定理。
しかし、完全資本市場の仮定を緩め、法人税考慮した場合、負債による資本調達を行うことで、節税効果分だけ企業価値が高まるが、有利子負債依存度が高まれば、倒産リスクが高まり、逆に利子負債比率の上昇が企業価値の低下を招くとことなる。