クロッキーモデル
- 英語
- CROCI model
ドイツ銀行グループが1995年から1996年にかけて独自開発した、全世界の大型株約750銘柄を対象として会計データと企業の経済実態との隔たりを埋める定量的な調整を行い、銘柄分析や新しい指標の算出を行う株式分析手法のことで、CROCI（クロッキー）は、Cash Return on Capital Investedの略で、「投下資本に対する現金収益比率」という意味の指標。
分析手法としては企業の現時点での市場における価値と企業の経営資源を再構築するために必要なコストを評価、比較するという極めて伝統的かつ古典的な手法であるが、会計データをそのまま用いず、精緻に構築した経済データを使用し、データの精度を高めることに最も時間と労力をかけて分析することで、世界の機関投資家から注目され、高く評価されている。
