コンバージェンス取引
- 英語
- convergrnce trading
複数の国の経済ファンダメンタルズが一定の水準に収斂する動きを利用して行なう裁定取引のことで、ファンダメンタルズが一定水準に収斂することが参加条件であったEUの加盟国のユーロ導入過程で多く見られ、LTCMを初めとするヘッジファンド等により、イタリアやスペイン等の高金利国債券を買い、ドイツなど低金利国債券を売るという裁定取引が活発に行われた。
しかし、コンバージェンス取引のアンワインディング(巻き戻し)が欧州通貨危機拡大の大きな要因となるったといわれ、さらにロシア通貨危機で、EU加盟国の金利差が拡大したため、コンバージェンス取引の参加者は多大な損失を被った。