オファリング・レシオ
- 英語
- offering ratio
- 関連語
- IPO
新規公開株(IPO)において、発行済み株式数のどの位を市場に放出(公募・売出)するかを示す指標のことで、ファイナンスの規模を測る指標として用いられる。
オファリング・レシオが低いと株式流動性が乏しく、希少性が高まり、初値が公募価格の何倍にもなることもあるが、反対にオファリング・レシオが高いと放出した株が市場で消化できず、公募価格を割り込む初値となってしまいり、主幹事証券会社としてはディールコントロール出来なかったことになるため、IPOを成功させるために極めて重要なファクターとなっている。
オファリング・レシオの適正レンジはIPOの場合、従来は20%プラスマイナス5%が良いディールだといわれていましたが、リーマンショック後は、徐々にオファリングレシオが大きくなる傾向にあり、オファリングレシオが30%以上が多くなっている。
オファリング・レシオの算出式
オファリング・レシオ=(公募株+売出株)÷発行済株式総数