株式ミニ投資
- 英語
- mini stock
- 同意語
- ミニ株
金融商品取引業者と顧客との間で行う取引所の定める1売買単位に満たない株式を株券等振替制度を利用して定型的な方法で行う売買のことで、取引所の定める1売買単位の10分の1を取引単位とし、同一営業日において、同一銘柄につき1売買単位に9を乗じて算出した単位まで買い付けることができる。(取引単位が1株の株式は買い付けることはできない。)
一般に株式ミニ投資での、株式名義人は金融商品取引業者の「株式ミニ投資口」名義となるが、株式分割や配当金などは、株式の持分に応じて配分され(ただし、議決権は行使できない)、取引によって追加で買い足した結果、保有銘柄の持株数が1売買単位株数(単元株式数)に達した時は、申し出の有無にかかわらず顧客名義となり、通常取引の株式と同じ扱いになる。
また、株式ミニ投資における売買注文の約定価格は、約定日(申込日(注文日)の翌営業日)におけるあらかじめ定められた問い取引所の価格に基づいて決定され、通常は「売買注文の日の翌取引日における始値若しくは売買加重平均価格(株式ミニ投資約款モデル)」とされていて、受渡日は、通常取引と同じく、約定日から起算して4営業日目の日となる。
株式ミニ投資は、通常の株式投資に比べて、少ない資金で株式取引ができるため、複数の銘柄への分散投資や値がさ株への投資などもしやすく、利便性は高いが、手数料が割高、指値注文ができない、注文可能時間が限定的 、購入できる銘柄が限定される等のデメリットもある。