配当可能限度額
- 同意語
- 分配可能額
配当可能限度額とは、商法で定められたルールに基づく配当可能な限度額のことで、配当は利益の中から投資家に還元させるべきものであるが、健全な資本状況の維持できる範囲であれば、赤字でも配当は自由に行うことができ、純資産額-(資本の額+資本準備金+利益準備金+その決算期に積み立てる利益準備金)という計算式でその限度額が算出される。
2005年の会社法施行により、配当が期中いつでも実施することが可能となったため、配当規制も、決算期末日時点で算出されていた「配当可能限度額」から決算期末以降の剰余金の変動も考慮に入れた分配可能額に変更された。