トリガー方式
- 関連語
- 空売り規制 , アップティックルール
直近の約定価格以下の価格での空売りを禁止する価格規制(アップティックルール)において、リーマン・ショック後に常時規制していた措置を緩和し、2013年11月5日から導入した制度のことで、株価がトリガー値段(前日終値×90%)以下の値段で約定が発生した段階で、その時点から翌日の取引終了時点までが規制対象となる方式のこと。
価格規制適用期間中は、金融商品取引所が直近に公表した価格(直近公表価格)以下の価格で空売りを行なってはならない。
ただし、直近公表価格がその直前の異なる価格を上回る場合には、直近公表価格で空売りを行うことができる。
トリガー抵触後であっても売買単位の50倍(50単元)以内の売りつけについては価格規制の対象外となるが、50単元以下の株数を短時間に連続して信用新規売りをした場合、本来51単元以上でまとめて発注すべきものを、空売り規制を回避するために意図的に分割して発注したものとみなされ、違反行為に該当する場合がある。