信用建余力
- 同意語
- 信用余力
信用取引で新規建て注文が可能な金額のことで、委託保証金をもとに計算される。
2012年以前は、信用取引で日計り取引を行った際、一度使用した保証金は同日中の新たな信用取引の保証金に使用することを禁止してされていたため、建玉を決済してもその建玉に使用した保証金分については、その日の内は信用建余力は回復しなかったが、2013年1月より規制緩和され、建玉を決済した時点でその建玉に使用した保証金分の信用建余力が回復することとなり、同一資金による信用取引の回転売買(無限回転)が可能となった。
信用建余力を回復させるには、保証金の積み増し(「積み増し額÷委託証拠金率」分回復)や、利益が出ている建て玉を決済(「含み益÷委託証拠金率」分回復+「建玉÷委託証拠金率」分回復)等がある。
信用建余力の算出式
[現在の証拠金の総額-(信用建玉の合計+信用建玉の損失)]÷委託証拠金率