追加保証金
- 英語
- margin call,additional margin
- 同意語
- 追証 , マージンコール
信用取引に係る委託保証金の総額が、金融商品取引業者の設定する委託保証金維持率(20%以上で各社が設定する)を下回ることとなったときに、委託保証金維持率を回復するために追加で差し入れる必要がある委託証拠金のこと。
追加保証金は、建玉の評価損又は委託証拠金として差入れた代用有価証券の評価損が発生したときなどに生じ、委託保証金の総額が委託保証金維持率を下回ったときは、その損失計算が生じた日から起算して3営業日の日までの金融商品取引業者が指定する日時までに追加保証金を差入れる必要があり、期限までに差入れることができない場合には、顧客の計算により全ての建玉が反対売買により強制的に決済される。
一般に追加保証金は、緊急時の対応であり、相場が意図した方向に動かなければ、損失がさらに拡大し、新たな追加保証金を差し入れなければならない事態になることもあるため、リスク管理の観点からは、大きな損失を出さないためにも、早めに手仕舞い・損切りすることも大切である。
追加保証金(追証)の計算式
- 委託保証金の残額=委託保証金-評価損
- 維持すべき委託保証金=約定価額×委託保証金維持率
追加保証金が必要となる場合:A<B
追加保証金額:B-A