タイムベース競争
- 英語
- time-based competition
時間こそが希少資源であると考え、時間短縮をもって競争優位を築こうとする競争戦略のことで、1980年代にボストン コンサルティング グループ(BCG)のパートナーであるジョージ・ストーク・ジュニア(George Stalk Jr.)らは、日米自動車企業の開発・生産体制を比較し、日本企業の強さはリードタイム短縮によるユーザーニーズの早期充足であるとして提唱した。
従来型の競争は、低価格化戦略や差別化戦略などに代表されるように、顧客ニーズに応える商材と品質、コストによって競争優位を築こうとしてきたのに対し、これらの要素に加えて時間短縮による利便性も競争優位の源泉となりうることを訴えている。