ブロックバスター戦略
- 反意語
- ロングテール戦略
確実にヒットが見込まれる少数の人気作品に対し、集中的に資金を投入して大々的に宣伝活動等を行う、映画、音楽、スポーツ等のエンターテインメント業界を中心に採用されている戦略のこと。
主観的価値の高くて商品価値が定量化しにくく、出してみないと売れるかどうかわからないエンターテインメント業界では、リスクマネジメントの観点から、多くの商品を出し、リスクを抑え商品全体のポートフォリオ全体の利益最大化を目指す琴が一般的であったが、1999年にワーナー映画のCEOに就任したアラン・ホーンが、年間制作映画の25本のうち、4?5本に経営資源を投入し、圧倒的な販促活動を実施することで、上位2割のタイトルが、全体の8割以上の利益をもたし、会社全体の利益を大幅に伸ばしたことから、リスクを大きくしながらリターンを目指すブロックバスター戦略がちゅうもくされるようになった。
ブロックバスターの元々の意味は、街の一区画(ブロック)全てを一発で破壊できる非常に強力な爆弾のことであり、転じて世の中に圧倒的な影響を与えるベストセラー小説や超大作映画等の大ヒット作を指す。