スタートアップ企業
- 英語
- start-up company
- 関連語
- 投資ラウンド , ベンチャーキャピタル
新しいビジネスモデルを開発し、ごく短時間のうちに急激な成長とエクジットを狙う起業したばかりの企業のことで、特に米国のコンピューターやIT関連の企業が集結しているシリコンバレーで用いられる。
ベンチャー企業のスタートアップにはベンチャーキャピタルからの資金調達が必要で、リードインベスターを中心に複数のベンチャーキャピタルがシンジケートを構成してベンチャー企業に投資する投資ラウンドを実施する。
「今までに無いイノベーションを通じ、人々の生活と世の中を変える事」を目的としてスタートアップを立ち上げる起業家が多く、ファウンダーと呼ばれる立ち上げスタッフを中心としたチームによる小規模の組織形態をとり、チーム丸となって急激なスピードで物事を進めるため勢いはあるが、ファウンダー含めメンバーの多くが未熟な若者だけで構成されるため、長期戦に耐えられないケースが多い。
最近のスタートアップを構成する為の最小チームはハッカー(開発担当)、ヒップスター(デザイン担当)、ハスラー(ビジネス担当)とされ、そのチームメンバーのクオリティーがVC等からの資金調達を行う際の大きな判断材料となるが、スタートアップには最初からしっかりとしたビジネスモデルがある事は珍しく、思いつきとも言える複数のアイディアから当たるかもしれないと思われるものを採用し、資金調達をし、プロダクトを作成してみて市場の反応を見ながらダメそうだったらすぐに方向転換(ピボット)を行い最適なビジネスモデルを模索しつづけるため、スタートアップの約90%が失敗するといわれ、ある程度日銭を稼ぐ事ができる目処が付いている事の多い日本のベンチャー企業とはかなり異なる。