シェアードサービス
- 英語
- shared service
- 関連語
- ERP
複数の組織で共通的に実施されている業務(特に人事や経理・情報システムなどの間接部門)を、個々の組織から分離し、独立した別会社に集約させ、それぞれの企業(通常はグループ企業)で共有してサービス提供を受けることで、経営の効率化を目指す経営手法のこと。
規模化およびサービスの標準化、独立事業体化によってコスト削減や生産性の向上を図られるとともに、市場原理の働く環境や専門化によりサービスの向上が期待され、通常ならば経営指標があいまいになりがちで効率化のインセンティブが働きにくい間接部門を、独立企業としてプロフィットセンター化することで、経営規律が高まるというメリットがある。
米国のGE社が各部門にあった伝票処理などの経理業務を1つの部門に集約し、各部門における業務簡素化を実現する目的で実施したことが起源とされ、ERPが米国の大企業などで導入されたことにより、シェアードサービスの活用が広がった。