ユノカル基準
- 英語
- Unocal Rules
- 関連語
- レブロン基準
経営者側の防衛策が認められるケースの判断する適法基準のひとつで、「敵対的買収が企業経営や効率性に脅威となる場合、経営者側の防衛策は認められる」というもの。
1985年に米国の石油会社ユノカル社が、買収をしかけたメサ石油(買収王ブーン・ピケンズ)に対抗し、ユノカル社がメサ石油以外から自己株式を取得する(選択的公開買付:日本法では認められていない)という防衛策を実施した事件に由来し、この際デラウェア州裁判所が示した上記の判断がそれ以降の防衛策の適法基準となり、「敵対的買収が対象企業の経営や効率性に脅威となるか」「防衛策が脅威との関係で適当かどうか」で判断されるようになった。