キャッシュリッチスプリットオフ
- 英語
- cash-rich split-off
スピン・オフの一種であるスプリット・オフを使う企業再編の一形態のことで、被買収会社が買収会社も出資する子会社を設立し、その上で子会社株式を被買収会社の株式と交換するという形で行われ、これにより買収会社は被買収会社の株式を、被買収会社は子会社に出資した買収会社の資金を得ることができ、実際には売却であっても形式上は株式交換のため、現在の米国の税法では課税の対象とはならない。
米国では2003年に初めてのキャッシュリッチ・スプリットオフが行われ、その後徐々に増えていて、現在米ヤフーが、ヤフージャパン株やアリババ株の売却に使用することを検討しているといわれている。