ホラクラシー
- 英語
- holacracy
従来のようにトップダウンのヒエラルキーによって意思決定がなされるのではなく、組織全体に権限を分散させ意思決定させることで、自走する組織を保つための社会技術または組織のガバナンス・マネジメント方法のことで、上下関係をなくすことで各従業員に「起業家のように」行動させることで、各自が自身のアイデアを自由に担当する仕事に適用し、イノベーションの迅速化と利益率向上に結び付けることを狙い、2007年に米ソフトウエア開発会社ターナリ―・ソフトウエアの創業者ブライアン・ロバートソン氏が考案した。
ホラクラシー型の組織では、職務は人間を単位として、それぞれに達成すべき役職の内容が定められる従来型の企業組織とは異なり、職務は人間ではなく、ある仕事のそれぞれの役割を単位として規定されること、ヒエラルキーに基づき上から下へ少しずつ指揮権限が委譲されていく従来型の企業組織とは異なり、それぞれの役割を履行するチーム毎に平等に与えられ、その役割にかかわることは他部署から一切指図を受けないという特徴がある。