SPDRゴールド・シェア
- 同意語
- スパイダー , GLD
- 関連語
- NYSEアーカ取引所 , シンガポール証券取引所 , EFT , FRB , QE , WCG , ロンドン・フィキシング
東京証券取引所、NYSEアーカ取引所、メキシコ証券取引所、シンガポール証券取引所に上場されている資産総額が2兆円を超える世界最大の金ETFのことで、金ETFのシェアの約8割を占めている。
SPDRゴールド・シェアは、金現物取引価格の世界標準であるロンドン・フィキシング(London gold fixing)に連動を目指して運用されており、金現物の裏付けがあることが特徴。金現物の管理はワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の完全子会社ワールド・ゴールド・トラスト・サービシズ・エルエルシー(World Gold Trust Services, LLC)が行っている。
サブプライムローン危機やリーマン・ショック、欧州債務危機と続いた世界的な金融危機やそれを受けた金融緩和により、信用不安・マネーの余剰が金投資に向かい、SPDRゴールド・シェアの金保有量は2009年4月時点で1127tとなり、イタリアを抜き世界第6位の保有量を誇ったが、欧州の債務危機が一段落し、米国の量的緩和(QE)の縮小の可能性が出てきたあたりから資金流出が進み、2013年7月に1000tを割り込んだ。しかし、金保有量は依然大きく、純資産残高の変化が金相場にも大きな影響を与える。