上場投資信託
- 英語
- Exchange Traded Fund
- 同意語
- ETF , 上場投信
特定の株価指数・債券指数・商品価格等に連動することを目的に運用され、証券取引所に上場され、通常の株式と同様に売買できる投資信託のこと。
一般的な投資信託と異なり投資信託そのものの販売手数料は掛からず、株式の売買同様に株式の売買手数料ですむことから、一般的な投資信託よりも売買コストが安く、信託報酬は一般的に同じ指数に連動を目指すインデックスファンドと比較して安くなる傾向があるため、比較的低コストで取引ができる。
また、上場投資信託(ETF)は証券投資信託とは異なり、基準価額ではなく上場株式と同様に市場価格で売買され、d指し値注文・成行注文が可能であり、信用取引も行う過去もできる。また、税制についても他の上場株式と同様の制度が適用される。
1990年にカナダ・トロント証券取引所が上場したTIPsが世界初のETFであり、その後アメリカでは、1993年にS&P500指数に連動することを目的として運用されているSPY、ニューヨーク・ダウ工業株30種に連動することを目標として運用されているDIA、NASDAQ100指数に連動することを目的として運用されているQQQQ等が上場され一般的に取引されている。また、これらETFのオプションも存在し、高い流動性を持って取引されている。
日本では、1995年に全国8証券取引所に上場された日経300株価指数連動型上場投資信託(300投信)が初のETFあり、その後2000年代にインターネット取引が広まりとともに本格的に広まり、日経平均株価やTOPIXといった株価指数に連動する株価指数連動型ETFや金価格に連動する金価格連動型ETFが一般的に取引できる。