バイカル
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2009年にロンドン証券取引所(LSE)が、リーマン・ブラザーズとの合弁で設立したダークプール取引のMTFのことで、欧州14カ国の証券市場へのアクセスを提供している。水深が最も深く、水量が最も大きいバイカル湖にちなんで名付けられ、リーマン・ブラザーズの経営破綻後はLSE単独の運営になっている。
バイカルは、LSE参加企業9社(シティグループ、クレディ・スイス、ドイツ銀行、ゴールドマン・サックス、メリル・リンチ、モルガン・スタンレー、UBS、BNPパリバ、ソシエテ・ジェネラル)が合同で2008年に設立し、手数料収入が安さからシェアを奪いつつあったダークプールのターコイズに対抗する目的で設立されていて、リーマンショック後の金融危機でターコイズの出資会社が財務的に苦しくなったため、2009年末にLSEがターコイズを買収し、バイカルに統合した。