プット・コール・パリティー
- 英語
- Put/Call Parity
- 関連語
- プロテクティブ・プット
同一の原資産、同一限月、同一行使価格のプット・オプションとコール・オプションの間に成立する価格(プレミアム)の相関関係のこと。
原資産の現物保有と同量のプット・オプションの買いを組み合わせコール・オプションの買いとよりコール・オプションと同じ効果を期待するプロテクティブ・プット戦略にコール・オプションの売りを組み合わせると全てのオプション関連リスクが相殺されるため、権利行使日まで保有するのにかかるコストとリターンを含めた原資産と行使価格との差額とプット・オプションの購入価格とコール・オプションの売却価格の合計が、理論的にゼロとなるため、プットの市場価格とコールの市場価格と行使価格、権利消滅までの期間と金利がわかると、市場が想定している原資産価格を求めることができる。
また、コール・オプションとプット・オプションの相関関係が大きく崩れた場合は、裁定取引の機会が発生していることになり、裁定取引が入ることでコール・オプションとプット・オプションの価格が調整される。
プット・コール・パリティー
(コール・オプションの価格)-(プット・オプションの価格)=(原資産価格)-(権利行使価格÷時間割引率)