ローリング決済
- 英語
- rolling settlement
約定日から所定の日数を経過したものから逐次決済する債券の受渡し決済の一方式のこと。
債券の決済はかつては毎月の10日、20日、月末などにその間の約定を取りまとめて受渡し決済する慣行になっていて、簡便である反面、未決済残高の積上がりにより、決済不能のリスクも増大するため、1987年から債券ディーラー間の売買について、受渡日を毎月5、10、15、20、25の各日と月末日に増やすことによりリスク分散を図られ、国債については1996年にローリング決済(T+7)方式に移行した。その後1998年にはT+5、1999年にはT+3まで短縮された。