投資用語集

現先取引

英語
repurchase agreement
関連語
売戻し条件付売買 , 買戻し条件付売買
カテゴリ
債券 ,

売買に際して同種・同量の債券等を所定期日に、所定の価格で反対売買(買い戻しあるいは売り戻し)することを予め取り決めて行う債券等の売買のこと。

売り手から見た場合を「買戻し条件付売買(売り現先)」、買い手から見た場合を「売戻し条件付売買(買い現先)」と呼び、債券売買の形式をとりながら、利子および当初売買と反対売買の単価差を組み合わせることで、一定期間の利回りを相場の変動とは無関係に確定する仕組みとなっている。

現先取引の対象顧客は、上場会社又はこれに準ずる法人で、経済的・社会的に信用あるものに限定されていて、対象となる債券は、国債、地方債、政府関係機関債、社債、特定社債、投資法人債、円建外債、外貨建債等であるが、神格予約権付き社債については現先取引はできない。

また、現先取引は、短期金融市場において、実質的に債券を担保とした金融機関間の資金の貸し借りとなるため、日銀の公開市場操作では、国債を使った現先取引によって金融市場の資金需給を調節している。

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