転換社債
- 英語
- convertible bond
- 同意語
- 転換社債型新株予約権付社債 , CB
- 関連語
- 新株予約権
新株予約権を付した社債(新株予約権付社債)で、新株予約権の分離譲渡ができないもののことで、法律上は「転換社債型新株予約権付社債」という。
投資者は新株予約権の行使により、株価上昇による利益を享受することができ、新株予約権を行使せず社債として保有することで確定利付証券として利子を受け取り、満期時に額面での払い戻しを受けることができ、企業側からみると、有利な資金調達ができるとともに、新株を直接発行する場合に比して規制が少ないというメリットがある。
転換社債の特徴
- 発行価額
額面である100円。最近では額面単価より高く設定されるようになっている。
- 利率
社債権者に与えられる新株予約権を加味し、普通社債より利率が低くなっている。
(最近は利率がゼロのものが主流) - 期間
短期から長期まで様々なものがあるが、5年前後が多い
- 券種
1銘柄につき1種(ほとんどの銘柄が100万円券)
- 償還
ほとんどの銘柄が満期一括償還制を採用。
(株価が一定期間、転換価額を一定率以上上回った場合に繰上償還できるという条項が付いたものもある) - 株式への転換条件
発行時にあらかじめ転換価額、新株予約権の行使請求期間、転換により発行する株式の内容が決められている。