年の内、三度より商い場なし
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チャンスとなる相場は年に3回ほどでそうそうあるものではないので、その時期をじっくり狙うというのが大切であるという意味の江戸時代の米相場から生まれた格言。
「年中の内、両三度より外、商い致すところこれ無きものなり。この米、二三ヶ月も上がる下がる、とくと見きわめ、買い気ならば買い気立て抜くように、その間の高下に迷わず、立羽を定め申すべきことなり。それとも少しにても心もとなきことあらば、幾月も見合わせ、図に当たる頃仕掛くべし。時々、気を転じ候ては利を得ることならざるなり。」(本間宗久『相場三昧伝』)