固定相場制
- 英語
- fixed exchange rate system
- 同意語
- 固定為替相場
- 反意語
- 変動相場制
為替相場の変動を固定もしくは一定の範囲内に限定する制度のことで、第2次世界大戦後、ブレトン・ウッズ体制体制下で、ドルを基軸通貨とする固定相場制が確立されたが、1972年のニクソン・ショック(ドル・ショック)以降、先進各国は変動相場制へと移行し、現在では、為替レートの変動により経済が不安定になる一部の経済的基盤の弱い国で採用されているが、金利政策の自由度が狭まるといったデメリットがある。
通常は貿易で強い結びつきのある特定国通貨に連動させるペッグ制を採用することが多く、特定国通貨ではなく、複数の通貨から成る特定の合成通貨に連動させるバスケット制を採用する場合もある。