ピグー税
- 英語
- Pigovian tax
- 同意語
- ピグー的課税
- 関連語
- 市場の失敗
イギリスの経済学者ピグーが考案した外部効果(ある経済主体の活動が他の経済主体の状態に与える影響)に基づく市場の失敗を矯正するための課税・補助金政策のことで、環境経済学や公共経済学において、この概念がよく使われる。
正の外部効果がある場合には、その効果を増産することに対して補助金を交付(若しくは減産に対して課税)し、負の外部効果(外部不経済)がある場合には、その効果を増産することに対して課税(若しくは減産に対して補助金を交付)することで、外部効果の発生主体はそれまで無視した外部効果の費用や便益を私的経済計算で考慮するため、市場の失敗が補正される。