フラット・タックス
- 英語
- Flat Tax
- 同意語
- フラット税 , 一律課税 , 均等税
- 反意語
- 累進課税
1981年にスタンフォード大学のホール(R.E.Hall)とラブシュカ(A.Rabushka)が考案した、累進課税とは異なり、単一税率・消費ベース課税・クリーンな課税ベースの特徴を持つ税制のことで、単一税率により累進性が弱まるが、累進構造を調整することで確保でき、逆進性を防ぐことができるとともに、税務手続きを大幅に簡素化できる。また、所得税と異なり、人的な基礎控除以外の所得控除は全て廃止することで、大幅に課税ベースが広がり、低い税率で税収が確保でき、申告手続きも大幅に縮小できる。
2001年、ロシアがフラット・タックスを導入した結果、脱税が減り、地下経済も課税対象として把握されたことで、税収が大幅に増えるという実績を残したため、各国がフラットタックス導入を実施または検討している。