量的緩和政策
- 英語
- quantitative monetary easing policy
- 同意語
- 量的緩和政策 , 量的緩和策
2000年8月のゼロ金利政策解除後に起きたITバブル崩壊による景況悪化に対応するために日本銀行が2001年3月19日から実施していた金融緩和を金利ではなく資金量に着目し、日本銀行当座預金残高の調節によってを行う異例の金融政策のことで、2006年3月9日の金融政策決定会合において、消費者物価指数が前年比上昇率が4ヶ月連続してプラスになったことから、解除された。
この政策の背景としてはデフレの原因はマネーサプライの伸びの低迷にあるという貨幣数量説的な意見やゼロ金利政策により政策金利の引き下げ余地がなくなっていたことなどがある。
量的金融緩和政策のより日本銀行当座預金残高は、最大で30兆円から35兆円に維持することが政策目標(2001年の残高は4兆円程度)となりベースマネーは大きく伸びたが、ITバブル崩壊の影響から、国債の購入に資金が流れマネーサプライの伸びは低迷した。