k%ルール
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- マネタリスト
米国の経済学者ミルトン・フリードマン等マネタリストが主張するマネーサプライを一定の伸び率(k%)で供給することに専念し、後は市場の自動安定化機能に任せるのが望ましいとする金融政策運営方式のこと。
中央銀行が景気の変動に対応して、金利やマネーサプライを裁量的に調整を行うことで景気の平準化を図ろうとしても、政策には、認知のラグ、実行ラグ、効果発現のラグ等の様々なラグの存在や、政策発動に伴う経済主体の行動様式自体の変化により、政策が常に予期した通りのタイミングで予期した効果を発揮する保証はなく、むしろ政策発動が市場の自律的な安定化機能を阻害し、景気変動を悪化させる虞が大きく、経済に攪乱要因を与えるだけであるというマネタリストの主張に基づく。