デュアル・マンデート
- 英語
- dual mandate
- 同意語
- 二重目的 , 2つの使命
米連邦制度準備理事会(FRB)と連邦公開市場委員会(FOMC)が連銀法により課されている「物価の安定」と「完全雇用(雇用の最大化)」という金融政策の運営にあたっての2つの法的使命こと。
デュアル・マンデートの源流は1946年に定められた雇用法にあり、大恐慌による大量失業の経験から、雇用の最大化は政府の義務であるという考え方が広まり、FRBの使命としても課せられるようになった。また、「完全雇用(雇用の最大化)」と「物価の安定」の間に優劣関係がないため、議会から米連銀が物価安定を景気や雇用よりも優先することをしばしば牽制される。