カウンターシクリカル資本バッファー
- 英語
- countercyclical buffer
総与信の過剰な拡大等による金融システム全体のリスクの積み上がりに対し、銀行セクターを将来的な損失から守るために、各金融機関が融資拡大時期に蓄えておき、危機が顕在化した時点で取り崩すという仕組みの自己資本のことで、バーゼルIII合意でにおいて、資本保全バッファーを補完する位置づけで導入された。(資本保全バッファーと同様に2016年から2019年にかけて段階的に導入)
カウンターシクリカル資本バッファーは、国内の信用供与が過剰と認められる場合に将来生ずるおそれのある損失をカバーするため、各国の裁量により水準が設定され、原則として、資本保全バッファーと同様に普通株式等のTier1で充当する必要がある。