年金積立金管理運用独立行政法人
- 英語
- Government Pension Investment Fund
- 同意語
- GPIF
- 関連サイト
- 年金積立金管理運用独立行政法人
2006年に年金資金運用基金を改組し設立された、厚生労働省所の管厚生年金・国民年金の管理運用業務を行う独立行政法人のことで、厚生年金保険法及び国民年金法の規定に基づき、厚生労働大臣から寄託された積立金の管理及び運用を行うと共に、その収益を国庫に納付することにより、厚生年金保険事業及び国民年金事業の運営の安定に資することを目的としていて、その運用資産額は、126兆円を超え世界的に見ても巨額であるため、その動きは市場に大きな影響を与える。
GPIFは、年金積立金の管理及び運用に関する具体的な方針を定めた「管理運用方針」を策定し、国内債券、国内株式、外国債券、外国株式、短期資産等の資産構成(基本ポートフォリオ)を決め、それに基づき信託銀行や投資顧問会社へ運用委託を行っている。
2014年6月に改訂された日本再興戦略においては、公的年金資金の運用について、基本ポートフォリオ見直しに向けた検討に加え、新たなベンチマークの追加や投資対象の多様化を推進することが盛り込まれ、TOPIXのみであった国内株式パッシブ運用にJPX日経インデックス400等の3つの指数が新たに採用され、投資対象としてJ-REITを追加される等のGPIF改革の動きもあり、これを受けてGPIFを中心とする公的年金買いを先取りするような動きも現れている。