イングランド銀行
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- Bank of England
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1694年に創設され、各国の中央銀行制度の範となったイギリスの中央銀行のことで、1998年イングランド銀行法により物価安定の維持と英国政府の経済政策支援を遂行を目的とすることが規定されていて、国王の任命する総裁、副総裁、16人の理事からなる金融政策委員会(MPC)が1997年以降、政策金利など金利設定の責任を有している。また、スコットランドと北アイルランドの通貨発行権はその地域の銀行がもっているが、イングランド銀行に通貨発行額とほとんど同額の預け入れを義務付けられている。
2012年金融サービス・市場法により、2013年4月1日に金融サービス庁(FSA)が解体されたことに伴い、1997年以降失っていた、銀行業界の規制・監督権限を取り戻し、金融システム安定化に責任を持つこととなり、権限を具体化するために、金融安定化のためにマクロなレベルの監督を行う金融政策委員会(FPC:Financial Policy Committee)、健全性の観点からよりミクロなレベルの監督を行うプルーデンス規制機構(PRA:Prudential Regulatory Authority)、金融行為の観点から監督を行う金融行為監督機構(FCA:Financial Conduct Authority)が設置された。