松谷元三郎
- 同意語
- 天一坊
江戸時代に徳川吉宗の落胤を称して世の中を騒がせた「天一坊」の異名を持つ明治から大正にかけての大相場師のことで、23歳の時に注文約定後48時間以内に証拠金を入金すれば良いという先物相場での決済システムを利用して、先物買いと値上がり後の転売を繰り返し手資金を捻出し、2日で堂島米取引所株を買い占め乗っ取ったり(8ヶ月で手放す)、44歳の時には、東京証券取引所の前に格安手数料で株を取次ぐ私設の東京証券交換所を設立し、東京証券取引所に好条件での合併提案させるまで追いつめたが、その直後に腎臓病のため亡くなった。