金本位制
- 英語
- gold standard system
中央銀行が、発行した紙幣と同価値の金を常時保管し、金と紙幣との兌換を保証し、貨幣価値を金に裏付けさせる制度のことで、1816年に、イギリスが貨幣法によりソブリン金貨を発行し金本位制が法的に初めて実施された後、ヨーロッパ各国が次々と追随し、19世紀末には、金本位制は国際的に確立した。(日本は1897年に金本位制を採用)。
その後、第一次世界大戦による金本位制からの離脱、戦間期の各国が金本位制への復帰、世界大恐慌により再離を経て、第二次世界大戦にブレトン・ウッズ体制下で金ドル本位制が採用されるが、1971年のニクソン・ショックによる金と米ドルの兌換停止を受け、1973年までに変動為替相場制に移行したため、金本位制は完全に終焉を迎えた。