U6失業率
- 英語
- U-6 unemployment rate
- 同意語
- 広義の失業率
- 関連語
- イエレン・ダッシュボード
米労働省(DOL)が発表する6種類の失業率のうち最も広義のもののことで、国際労働機関(ILO)が定める全世界共通の失業率指標(U3失業率)における失業者に、「part-time workers(正社員になりたいがパートタイム就業しかできない人)」、「marginally attached workers(縁辺労働者:現在は職を探していないが以前就職活動し働く用意のある人)」、「discourage workers(職探しを完全に諦めた人)」等を加えた広義の失業者の16歳以上の労働可能総人口数に占める割合で表され、失業をより広く全体的に捉えることができる。
連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ開始時期を見極める上で注目する米国労働市場において、U3失業率とともにイエレン・ダッシュボードの1指標として注目されている。
米国雇用統計における失業率のカテゴリー
- U-1:労働力人口に占める、15週間以上の失業者の割合
- U-2:労働力人口に占める、解雇、及び一時契約期間完了者の割合
- U-3:労働力人口に占める、失業者の割合(=公式の失業率)
- U-4:U-3にディスカレッジド・ワーカー(職探しを諦めた人)を加算
- U-5:U-4に縁辺労働者(家事や育児との兼業などで働けない人等)を加算
- U-6:U-5にフルタイム求職にも関わらずやむを得ずパートタイム労働の人を加算