家計調査
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- Family Income and Expenditure Survey
日本国内の家計の支出を通じて個人消費を捉えることができる総務省が行っている指定統計のことで、個人消費を消費者側から見ることのできる唯一の統計であり、また項目も細かいため分析でも使いやすく、消費を巡る各種分析で広く使用され、国民経済計算の推計を行う上での基礎資料ともなっている。
調査方法は全国約4,700万世帯の中から、約9,000世帯を抽出して調査する標本調査で、勤労者及び無職者世帯については収入と支出を、個人営業などの勤労者以外の世帯については支出について、家計簿と同じように購入した品目、値段を詳細に記入することで調査している。調査票を記入する期間は、二人以上の世帯では6ヶ月、単身世帯は3ヶ月。
家計調査については、全国の世帯数に対して標本数が少ないこと、調査項目が家計簿並みに細かく手間がかかることやプライバシー意識の高まりを受け調査への協力世帯に偏りが出てしまうことから値が歪んでいるのではないかと指摘もある。