全国銀行データ通信システム
- 英語
- ZENGIN
- 同意語
- 全銀システム
- 関連語
- ファースター・ペイメント
日本国内の金融機関相互の内国為替取引のオンライン処理を集中的に行う決済システムのことで、ゆうちょ銀行を含めた銀行、信用金庫、信用協同組合、農業協同組合等の全ての民間金融機関と日本銀行が参加している。稼働開始は1973年4月で、以後処理能力の向上と設備増強を繰り返している。
全ての民間金融機関が参加することから利便性が高く、極めて安全性・信頼性の高いシステムとして、金融機関の内国為替業務の発展に貢献するとともに、金融機関間の集中決済システムの先導的役割を果たしており、、世界各国の関係者の間で「ZENGIN」の名称で広く知られている。しかし、全ての民間金融機関が参加することは、システム稼働時間や振込名義や口座名義の文字制限といった仕様変更を困難にするというデメリットもある。
また主要国の銀行で送金の24時間サービス(ファースター・ペイメント)が普及しつつあることがら、次期全銀システム(2019年に更新予定)で対応する方向で検討されている。