ソルベンシー・マージン比率
- 英語
- solvency margin ratio
- 同意語
- 支払余力 , 保険会社の保険金等の支払能力の充実の状況を示す比率
通常では予測不可能な大規模な損害(大災害による多額の保険金支払い、株価の暴落等による有価証券等の損失)が生じた場合に、保険会社がそのリスクに対応できる支払余力をどれだけ有しているかを示した行政監督上の指標のことで、1995年の改正保険業法で導入された。
この比率が200%を下回ると、その水準に応じて金融庁長官より保険会社に対して業務の停止等の早期是正措置が発動される。
また、ソルベンシー・マージン比率は、保険会社の経営の健全性を測る指標の1つとしても使われる。
(算出式)ソルベンシー・マージン総額(広義の自己資本額)÷〔通常の予測を超えるリスク(保険金支払い増加リスクや運用環境悪化によるリスク等の合計額)×0.5〕×100