預金準備制度
- 英語
- reserve deposit requirement system
- 同意語
- 支払準備 , 法定準備
- 関連語
- 預金準備率操作
金融機関が貸出過剰となり、預金払い出しに応じられなくなることを避けるため、1957年に施行された準備預金制度に関する法律に基づいて、金融機関に対して預金量の一定比率(預金準備率)を乗じた金額(法定準備預金額)以上を日本銀行の当座預金に預け入れることを義務づける制度のこと。
各月の1日から月末までの平均量に預金準備率を掛けた金額以上を、その月の16日から翌月の15日までの間(積み期間)に日銀当座預金に積み立てることが義務付けられており、日本銀行が、預金準備率を調整することで、金融機関の融資に対して影響を与え、マネーサプライを調節する金融政策の手段として用いられるが、実際には準備率の変更が金融政策で用いられることは少なくなっている。