実抜計画
- 同意語
- 実現性の高い抜本的な経営再建計画
- 関連語
- 合実計画
中小企業金融円滑化法の2009年12月の施行に伴い改訂された金融検査マニュアル別冊(中小企業融資編)において用いられるようになった「実現性の高い抜本的な経営改善計画」の略称で、金融機関に条件変更・返済猶予を要請する場合に必ず必要な計画書のこと。
計画の実現に必要な関係者との同意が得られていること、計画における債権放棄などの支援の額が確定しており、当該計画を超える追加的支援が必要と見込まれる状況でないこと、計画における売上高、費用及び利益の予測等の想定が十分に厳しいものとなっていることといった「実現可能性の高い」という要件と、短期間に徹底した経営改善を進め、概ね3年後の当該債務者の債務者区分が正常先となるという「抜本的な」という要件が求められている。