国内のシステム上重要な銀行
- 英語
- Domestic Systemically Important Banks
- 同意語
- D-SIBs
その国の経済状況に多大な影響を及ぼしうる銀行のこと。
2008年のリーマン・ショック後の世界的な金融危機で、シティーグループやAIG等が相次いで経営危機に陥り、政府が最終的に支援することになった教訓を踏まえ、「金融機関が巨大すぎて潰せない(Too Big to Fail)」という事態を防ぐために、各国の金融監督当局で構成する金融安定理事会(FSB)が総資産規模、他の金融機関との取引実態、破綻時に他の金融機関が代替できるかといった観点から、金融機関の国際的な金融システムに及ぼすリスク度を測定しD-SIBsと認定し、自己資本の上乗せを求めている。
日本の国内のシステム上重要な銀行
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ(G-SIBsにも指定、資本賦課水準1.5%)
- みずほフィナンシャル・グループ(G-SIBsにも指定、資本賦課水準1.0%)
- 三井住友フィナンシャル・グループ(G-SIBsにも指定、資本賦課水準1.0%)
- 三井住友トラスト・ホールディングス(資本賦課水準0.5%)
- 農林中央金庫(資本賦課水準0.5%)
- 大和証券グループ本社(資本賦課水準0.5%)
- 野村ホールディングス(資本賦課水準0.5%)