コミットメント・ライン
- 英語
- commitment line
銀行が融資先企業に対して、予め融資の上限枠を設定しておき、この枠内でなら一定期間いつでも審査を必要とせずに銀行が企業に資金を提供することを保証する制度のことで、1999年に特定融資枠契約に関する法律の制定により銀行の手数料設定の自由度が高まったことから広まった。
企業にとっては、審査の必要がないため迅速な資金調達が可能になり、迅速かつ容易に調達できる資金が保証されるため企業は流動資金を減らし、貸借対照表のスリム化が実現でき、銀行はコミットメント・ライン設定により、通常の金利に加えて融資枠の金額に応じた契約料を徴収でき、安定した財源を確保することができる。