リバースモーゲージ
- 英語
- reverse mortgage
- 同意語
- 住宅担保型老後資金ローン
自宅を担保にした年金制度の一種で、自宅を担保にして金融機関から融資を受け、毎月の年金という形で受け取り、契約満期または契約者死亡時のどちらか早い時期に一括返済を行うという制度のことで、自宅を所有しているが現金収入が少ないという高齢者世帯が、住居を手放すことなく収入を確保するための手段。
リバースモーゲージは借主は返済を予定せず、最初から貸倒れを予定したローンであるため、現金で返済できない場合は、金融機関が抵当権を行使して担保物件を競売にかけて返済に充当するため、最終的に自宅を手放す可能性が高いが、契約の期間中はその家に住み続けられることが特徴である。そのため、通常は発生する利息の累積高と将来の担保価値の下落の可能性を見越して担保価値の半分?70%程度が貸付限度額となる。
リバースモーゲージには長寿化により存命中に契約期間満了や融資限度額に到達するリスク、不動産価格低下や金利上昇により契約期間中に担保割れを引き起こすリスクがあり、担保物件が競売されても回収金額が返済金額に満たない場合は、不足分の返済義務は保証人および契約者の相続人が承継することになる。