プラザ合意
- 英語
- Plaza Accord
1985年9月22日にニューヨークのプラザホテルで行われた先進5カ国蔵相・中央銀行総裁会議(G5)でのドル高是正のための経済政策、通貨政策等に関する合意のこと。
1980年代前半、レーガン政権下での高インフレ抑制政策としての金融引締めによるドル高が輸出減少と輸入拡大の貿易不均衡をもたらし、双子の赤字を膨らませ、ドル相場は次第に不安定になり、1970年代末期のニクソン・ショックによるドルの再発を恐れた先進国は、外国為替市場で協調介入を行い、参加各国通貨を一律10?12%幅で切り上げることが合意された。とりわけ、アメリカの対日貿易赤字が顕著であったため、 実質的に円高ドル安に誘導する内容であった。
プラザ合意によりドル円レートは、1985年から1987年の間に51%も急速に円高が進み、円高不況が懸念されたため、日本では低金利政策を継続的に採用され、これが、不動産や株式に対する投機を促進し、やがてバブル景気をもたらすこととなった。