ポール・ボルカー
- 英語
- Paul Adolph Volcker, Jr.
カーター・レーガン政権下で第12代連邦準備制度理事会(FRB)議長(1979-1987)を務めた米国のエコノミストで、財政赤字とインフレ、高失業率に苦しんでいた米経済に対して、 ボルカー・ショックと呼ばれる高金利政策で対応し、中小の金融機関が多数倒産するも、インフレの沈静化に成功し、1990年代以降の活況を導く基盤を作ったとして評価されている。
オバマ政権下では、新設された大統領経済回復諮問委員会委員長を務め、金融改革法(ドット・フランク法)において、商業銀行の自己勘定取引に制限を加えるボルカー・ルールの導入に尽力した。