パリバ・ショック
- 英語
- Paribas shock
- 同意語
- BNPパリバショック
- 関連語
- サブプライムローン危機
2007年8月に起きたフランス大手銀行のBNPパリバを発端とする金融ショックのことで、サブプライムローンが組み入れられた金融商品がデフォルトを起こし始め、サブプライム関連商品を多額に保有していた欧州の金融機関に対して警戒感が強まっていた中で、BNPパリバが傘下のサブプライムローン関連商品であるミューチュアル・ファンドの新規募集と解約を凍結すると発表したことで、世界のマーケットは、パニックに陥り、市場でサブプライムローン関連商品の買い手がつかず、解約に対応するための現金化が困難になり、それまでサブプライム関連商品を積極的に購入していた欧米投資家が動揺し、信用不安が台頭したことで、サブプライムローン危機の発端となった。
また、パリバ・ショックは為替相場にも大きな影響を与え、短期間に米ドル円が約10円、ユーロ円が約15円下落したとされる。