市場化テスト
- 英語
- market testing
- 同意語
- 官民競争入札 , 民間競争入札
2006年に成立した『競争の導入による公共サービスの改革に関する法律』に基づく、「官」と「民」が対等な立場で競争入札に参加し、質・価格の両面で最も優れた者が、そのサービスの提供を担う仕組みのことで、「小さくて効率的な政府」、「民でできるものは民へ」の基本姿勢の具体化や、官の世界への競争原理の導入による行政の効率化、民間のノウハウを活かした行政サービスの質の向上、民間に事業を開放することで新たな事業分野が創出、行政サービスの内容やコスト構造を透明化を目的に、小泉内閣の構造改革の中で打ち出した施策の一つとして採用された。
制度上、公共サービスを提供する最終責任は官に残るため、民間事業者の落札事業で発生した事故の賠償責任は、最終的に官が負うことになる（官は民間事業者に対して求償を行うことができる）ため、この点で、最終責任まで民間に委譲する民営化とは全く異なる。
